5月の植物  生姜 (しょうが)

 蒸し暑くなってくると「さっぱりした、食欲を進めてくれるもの」が有り難くなります。

 冷や奴や、煮魚に欠かせない生姜、握り寿司に添えられている紅生姜には強い殺菌力があり、食中毒の予防効果があります。また焼き魚に添えられている谷中生姜のほか、お菓子や飲み物のジンジャーエールなど、日本人の食生活には欠かせないものです。

  生姜は古くから、世界各地で使われている香辛料ですが、原産地は高温多湿の熱帯アジアだというだけで、はっきり判っていません。

 生姜は生薬として、芳香健胃、食欲増進、嘔吐、悪寒発熱、外用には、消炎鎮痛にも用いられています。精油のジンゲロールやショウガオールはマッサージオイルに混ぜて、リュウマチの痛みに使用します。乾燥品は乾姜(カンキョウ)と言って、生姜より体を温める作用が強く、陽の気を補う効果が優れていて、興奮作用、強壮作用、健胃作用があります。西洋では乗り物酔いや、“つわり”に使用して良い効果があるようです。

 民間でも風邪の初期に、悪寒に対しての発汗促進の目的で、すり卸した生姜に、蜂蜜やワインなどを加え、熱湯で薄めたものを日常的に飲んでいます。 

 この季節、日本では、地下茎・若い茎などを医・食の様々に利用しています。爽やかな食材としてよろこばれています。

                                            文責 高橋良孝

                                                 

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