ゴボウ

 

 有名な話で、戦争中に捕虜にゴボウを食べさせ、木の根を食べさせたと言って、戦争犯罪人にされそうになった話が有りますが、世界でゴボウを食材として食べる民族は日本人と、昔日本が統治していた朝鮮半島などの国々しかありません。

 ゴボウはもともと薬草として、中国から伝えられたもので、根は発汗利尿作用、種子は浮腫、咽頭痛、解毒作用などに効くとされていました。その他に日本では民間薬として、腫れ物、咳止め、むきみ、解熱などによいとされ、乳腺炎には種子をそのまま食べていました。便秘にもよく使われていました。

 欧米ではハーブとして、根を利尿、痛風に、また皮膚疾患の、ニキビ、湿疹、乾癬の薬の材料に使われています。その他、乾燥した葉を布袋に入れて、バーブバスに使用します。

 ゴボウはキク科ゴボウ属の二年草で、アザミに似た花が咲きます。昔、イギリスのキューガーデンでゴボウの花が咲きかけていて、その下の敷石の間に、特徴のあるよだれ掛のような芽が幾つか出ていたのを踏まないように通った事がありました。

 信州などのお土産にヤマゴボウの味噌漬けと言って売っているのは主にキク科アザミ属のモリアザミの根です。街中でもよく見かける洋種ヤマゴボウはヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の植物で、こちらは毒なので食べられません。

                                             文責 高橋良孝

                                                 

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