藍

 

 地球上に一番多い色は?

と言えば、「森や林の緑!」と答えられそうですが。正解は海の「青」ですね。

 でもひょっとしたら正解は「ジーンズのブルー」つまり「海洋の青海原」と呼ばれる「青」なのでは…。当節の青少年・少女だけでなく、40〜50才の人たちでも「ブルージーンズ」を着ていますね。無意識にという人もいるでしょうが、マーケティングの調査によると「若く見られたい」→「いや生活そのものを若くしたい」という望みからだそうです。

 さて、人間の憧れの色として、赤、厳かな黒、夢輝く金や銀、明るい黄やピンク、緑に上品な紫など様々ですが、なんといっても青・紺・インディゴー系列の色彩は、古代から広く支持され、染色の最大のマーケットを築いています。

 日本の藍色はタデ科のタデアイを発酵して作った「すくも」を、大きな瓶の中で更に発酵させて作った液に浸して染めるもので、藍瓶に浸す時間や染液の濃さによって「瓶のぞき」など風流な名前が付けられています。

 タデアイの他にも、世界にはインディゴーを生み出す植物は様々あります。黄色い花の満開の時は辺りがパッと明るくなるヨーロッパのアブラナ科のハーブ「ウォード」、マメ科のインド藍、キツネノマゴ科の琉球藍からもインディゴーが採れます。藍染は藍染屋(紺屋・こうや)といった専門の商売がありますが、現在はコールタールから合成された染料が主流を占めています。

写真上:マルバアイの花   写真右:マルバアイの葉

 

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